迷走サラリーマンが社労士になった話

アラサーサラリーマンが社労士資格を取得(H28済)し、コネなし、経験なしで開業するまでとその後!

僕が社労士に合格した時に気をつけた8つのポイント

f:id:yohey-l-ss:20160926204906j:plain

 ↓押していただくと励みになります。

 

にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ
にほんブログ村

 〜〜のこと、と書かれたブログは読みやすいし、解りやすい。

 最近、人のブログを読んでいるとこの手のタイトルの記事をよくクリックしていることに気づく。

 タイトルから記事の中身が解りやすいこと、箇条書きでシンプルあること、文章の全貌(分量)が判りやすいからだろうか。

 

 私は社労士受験で1度失敗している。(今年の試験でマークシートをミスしていれば2度〜になるが。。)

 勉強期間は2年強、総学習時間は2,000時間前後だろうか。

 1年目の不合格を踏まえて、2年目では様々な勉強法や小技を試した。

 

 その中でも効果があった、これのおかげで合格点を確保できた、と実感できることがいくつかある。これらの相乗効果、積み重ねは相当なものになると思う。

 

 もちろん個人の学習の進捗度や学習環境、資格学校の使用の有無等で状況は変わるが、参考になれば幸いである。

 

1.択一式は各肢の✖️の理由を文字で書く

 過去問等の択一式を解く時は、頭の中で✖️(◯)とわかっていても、必ず紙に✖️の理由を書くようにしていた。

 手で書くことで記憶の促進にもなるし数字の間違いを書くことは選択式対策にもなる。これで同じ間違いを繰り返すことが格段に減ったように思う。

 

2.過去問は必須だが万能ではない

 昔は過去問だけで択一の合格点を取れる時代があったようだ。今は到底無理だと思う。私が合格点を確保したH28年度の試験は択一式合計350肢ある中の、約1/4程度が過去問からだったらしい。昔は半分以上が過去問、しかもほぼ同じ文章もあったというのだから驚きである。

 的中率25%の予想問題集は無いので、過去問はマスターしなければならないという事実は変わりないが、過去に出ていない部分も幅広く抑えなければならない試験になってしまったのが、現在の社労士試験ではないだろうか。

 

3.テキストの読み込みは効率が良い

 上でも触れたが、過去問以外から3/4近く出る。これらはだいたいテキストに書かれている内容である。選択式も奇問難問を除き、だいたいテキストに書かれている内容である。そう考えるとテキスト読みは外せない勉強法だと思う。

 熟読ではなく、通読を重ねていくイメージだろうか。問われた際に頭の中で、テキストのどの辺りに書かれているか思い出せる様になれば、選択式も択一式もだいぶ楽になる。

 

4.通勤中、移動中は講義CDの倍速が効果的

 独学者でテキストのみで勉強している方や予備校の生講義を受けている方は難しいかもしれないが、耳からの学習は隙間学習には大変効果的である。テキストを広げる必要もないし、嫌でも耳に入ってくるので強制力がある。

 そして2倍速や1.5倍速にすることで短時間での復習が可能である。はじめは聞き取りにくいが繰り返していると慣れてくるので、楽しくなってくる。私は通勤中の電車内や徒歩中はほぼ聞いていた。

 スマホアプリでも倍速プレイヤーがいくつかあり自分に合ったものを見つける良いと思う。(私はAudipoの有料版を使用していた。中断しても次回まで中断箇所を記憶している点が購入ポイントであった。)

 

5.選択式の運要素は限りなく減らせる

 社労士試験を語る上で外すことはできない選択式対策。労一を中心に、毎年基準点を取れずに涙をのむ受験生を生んでいる。

 実際、運要素も否めないが、限りなく減らしたいと思っていくつか策を練った。

 ①初めは選択肢は見ない。先に見てしまうと影響されて引っ張られてしまう。まずは自力で空白部分を埋める

 ②似たような語句で選択肢が構成されている場合、まず20肢から候補の4つを抜き出す。そしてこれを空白の横に書き出し、どれが一番適しているか一つずつ当てはめて読んでみる。

 ③白書・統計は新聞を読む感覚で読んでいた。実際問題繰り返し読むのは無理だが、目を通すに越したことはないと思う。(28年度は労一の択一式の過去問である統計問題が選択式で出題された。基本的に労一、社一の過去問は法令科目だけでよかったはずだったが、これにより法令科目以外の過去問も無視できなくなったのだろうか。) 

 ちなみに選択式問題集も取り組んでいたがあまり役に立たなかったというのが率直な感想である。テキストの読み込みで事足りてしまうから。

 

6.直前期の過ごし方で合否は大きく左右する

 まあ当たり前である。今更感が否めないが、それでも重要なので書いてみた。

 ここでも私はいくつかポイントを置いて直前期を過ごした。

 ①7月初旬からは毎日全教科に触れていた。ここで苦手科目に集中して得点源の科目に触れない日が出てくると、得意科目のはずが忘却によって得点が伸びなくなると感じたから。ということは、この時期までに苦手科目をなくしておくのが理想である。

 ②この時期は模試を中心にやっていたが過去問もやっていた。中でも徴収法、安衛、労一社一の法令科目を中心にやっていた。これらの科目は過去問からの繰り返しの出題が多いのである。

 ③直前に前年度の本試験問題を連合会のHPでダウンロードして解いてみた。模試は予備校によって文章の表現が異なるし、1問1答式の過去問だと、もはや場所やページ数で答えを覚えてしまっている可能性がある。時間も測って通しで行い本番を意識していた。

 ④お盆など存在しない。海水浴、花火大会も存在しない。存在するのはテキストの読み込みと模擬試験の復習と体調管理のみである。私は勉強時間記録アプリを使っていたが8月の学習時間は220時間であった。余裕があれば息抜きをしてもよかったが、落ちた時の後悔を考えると怖かったので私はひたすら勉強机に座っていた。

 

7.試験中のテクニック

 私は模擬試験で色々試し、下記の小技を使っていた。自分なりの小技持っている人は多数いると思う。

 ①択一式は健康保険から解いていた。社会保険科目が得意だったからである。得意科目で精神的余裕と時間的余裕を作って労働科目に突入する作戦である。

 ②マークは後でまとめて行っていた。いちいち塗るより後でまとめて塗ったほうが効率的だからである。なのでラスト20分になると問題を解くことや見直しを切り上げて塗り絵タイムに移行していた。

 ③択一式の総時間3時間半は常に意識していた。開始の合図とともに総ページ数を確認し解くスピードを考えたが基本は1科目25分程度を目安にしていた(国年除く)。また1問は5肢あるが、A~Eと見ていく中で、明らかな答えがAやBで見つかった場合は、C〜Eは読まずに次の問題へ移っていた。模試でもこの手は使っていたが、これで間違いだったことはない。

 ④全くわからない肢は論点にならない。これも有名な話だが、5肢あると知らない論点の一つや二つはザラにある。それをマークして正解だったことはあまり聞いたことがない。

 

8.なぜ?いつまでに?この勉強生活もう一年続ける?

一番大きいのはこれである。いわゆる気持ちの問題、モチベーションの維持である。私は精神論タイプでは無いが、これ無しでは辛く長い資格勉強を乗り越えることはできない。

 

 

 今後思い出したら追記したいが、こんなところである。

 

 一発合格であれば説得力も増すのだが、そこはご容赦ください。